すごい久々のブログ更新です・・・。
この数カ月、新生活とともに色々なことがありすぎて、パソコンの前に座ることがあまり出来ず、いや、そもそもパソコン自体も壊れ(笑)一番パソコンが必要な時に不便を感じることが多々でした。
なんとか夏休みまで漕ぎ着け、先ほど期限ギリギリだった論文を一つ片付け、少し頭に余裕が出来ました。
ですが、3日後には
地元伊豆の国市での静岡交響楽団とのコンチェルト、翌日はステップコンサート、続いて合宿付き添い、アメリカでのコンサート、東京音大での教員コンサート等、嬉しいことに来月にかけて予定が立て込んでいます。同時にやらねばならない事がわんさか

そんな時に風邪をひき、まだ治りかけで咳が苦しい・・ 身体が丈夫なことが取り柄でありますが、夏風邪は初めてです。厄介であると噂には聞いていましたが、身を持って厄介であることを感じています。あと数日、まずはコンチェルトまでに何とか改善させねば。
アメリカで予定しているラヴェルのトリオがこれまたすごい曲!!!

楽譜とにらめっこしつつ、まとまった練習量もかなり必要ですね。以前に演奏した友人曰く「コンチェルトよりも大変だった」とのこと。ラヴェルのトリオ以外にもDuo-Bと室内楽を予定しています。
9月15日(金)19時30分※現地時間 アメリカ/アイオワ州 ルーサー・カレッジ にて。
こちら↓で映像配信されるので、生でご覧になれます。
http://www.luther.edu/そして、恒例の後援会企画「音楽の贈り物」はDuo-Bをゲストに迎えることが出来ました!!
11月18日(土)14時より アクシスかつらぎ多目的ホール です。
後援会の皆様にはまた会報とともにご案内させていただきますね。ブログ、ホームページでも追ってお知らせ致します。
4月から東京音楽大学、常葉大学で非常勤講師として勤務し、学生さんと一緒に多くの時間を過ごしてきました。
当初は心配ばかりでありましたが、始まってみると学生からもらえるパワーと出会いがたくさんあり、日々の成長を感じることに何よりもの喜びを抱きながら過ごしています。
一人一人全く違う個性と向き合いながら、いかに伝えるのか、を考える日々です。
正解、決まったプロセスはありません。それぞれに掲げる目標到達地点は様々で、能力も環境も耐性もバラバラです。同じ事を伝えるにも、違う言葉になり、タイミングも分量も違います。
ですが、全てが違うわけではなく、私の中では「自ら考え、導こうとする力を持って欲しい」という目標を持って接しています。
それは音楽に限ったことではなく、今後の彼らの人生全てにおいてそうなって欲しい、と思っています。
場合によっては音楽ではなく、言葉によるコミュニケーションの時間を多くとったり・・ 私がそうしていただいて救われた思いがたくさんありますが。
音楽という共通のものをきっかけに出会い、人生でも大事な時期を共に過ごすのですから、どの時間であっても一瞬一瞬の全てが特別な時間であると思っています。
4月からの勤務なので、私が受け持っているのは新入生の割合が多いのですが、先日演奏会にご来場いただいた生徒さんのお母様より「大学に入れて良かったです」と仰っていただけた時に、涙が出そうになりました。
私自身が偉大なる師匠より授けていただいたように、絆は学生時代だけではなく、その後も長くあるものだと思います。
音楽を愛する同士として、これからも一緒に学んでいこうと思います。
教えることに喜びを多く感じるこの頃ですが、私の中で幼い頃から持っていた夢があり、その一つは「自分の育った地元にも還元していきたい」ということです。
自然豊かでのんびりした伊豆の国に生まれ育ってきたのですが、受験をきっかけにピアノに本格的に取り組み始めてからは東京まで通い、その後も何かある度に東京まで・・という日々を過ごしてきました。
もちろん、都内まで通える距離にあるので可能なことですが、地元でもこの質の教育を広げていく流れが出来ないだろうか、とずっと考えておりました。
まだまだ自分自身が勉強をつまないといけませんが、少しずつですが指のトレーニングの先生をお呼びしたり、演奏家を招いたり、と新たな動きも生まれつつあります。これも継続していきたいですね。
この夏は、生徒さん皆の頑張りのお蔭でピティナの指導者賞をいただくことも出来ました

昨日の表彰式では、恐れ多くも総代として福田専務理事より賞状をいただきました。
私にとって生徒をコンペに参加させるのは今年が初めてでしたが、A1、C、D、特級、グランミューズの部で参加全員が本選出場、グランミューズB1部門では加藤潤一朗さんが全国決勝大会で1位となる快挙で、改めて皆さんの成長と頑張り、ど根性に圧倒されています(笑)
加藤さんの全国決勝の演奏、こちらでお聴きいただけます↓
お仕事をしながらピアノを続け、レッスンの時間以外にも多くの時間を工夫して自分で学ぶ超努力家です。
同じ伊豆の国市民としてとても嬉しい快挙
学校での指導とともに「自分の育った地元にも還元していきたい」という夢をこれからも持ち続け、頑張っていこうという思いを改めて強く持っています。

審査で訪れた奄美大島。12月にはステップアドバイザーとしても再びお呼びいただけることになり、トークコンサートも致します!!楽しみです

だいぶ長くなってきましたが・・ 最後に

6月25日、三島市民文化会館でのオクサーナ・ステパニュックさんとのコンサートが開催された日に、後援会役員であった堀江洋子さんが逝去されました。
堀江さんとはご近所さんで、私が生まれる前から家族でのお付き合いがあり、幼い頃に亡くなった祖母に変わり、我が家にとっておばあちゃんのような存在でした。
「おばちゃん」と呼んでいます。
私のピアノは2回目の発表会から聴きにきてくれていて、家族以外の世界で一番心強い応援団でした。
コンクールや演奏会、いつも大事な場面にはおばちゃんが必ずいてくれました。
ご飯のおかずを作って持ってきてくれたり、両親が旅行で不在の時にも毎日のようにご飯を持ってきてくれて、お料理お上手で働き者。
お掃除する時の音楽は決まって私の演奏するピアノのCDで、ご近所にも響き渡るくらいの大きな音で流していたそうです(笑)
亡くなられた6月25日、その日のコンサートを聴きにいくことを目標に懸命に闘病していました。
まるでコンサートの開演に合わせるかのように、開演直前に息を引き取られたそうです。
病院で会ったのが最後となりましたが、いまだに亡くなられたことを信じたくない思いがあります。
現実であることをじっくりと感じ取ろうとすると、辛くて何かが止まってしまいそうなのです。
忙しさを言い訳にして、亡くなったことを忘れようと逃げている自分・・・
ブログの更新も、振り返ろうとするとこの現実がこみ上げてきてしまうので、どこかで逃げていたのかもしれません。
これからも、たくさんのことを一緒に過ごしたかった。
年取った私の演奏も聴いて欲しかったよ。
先に亡くなったご主人、私の祖母と一緒に過ごしているかな。賑やかな声が聞こえてきそうです。
まだ実感が持てない中ですが、おばちゃんに心からの感謝と、天国での安らかな時間を心から祈っております。

こちらも審査でうかがった大阪にて、偶然にも淀川花火大会と重なり梅田の街中から。今夏唯一見れた花火大会でした。花火が鎮魂の意味もあるのをしみじみ感じた瞬間。
さて、おばちゃんも楽しみ&夢にしていた伊豆の国市のコンチェルトまであと少し!!
頑張ります。
※いずクラの更新も・・・しなければ~~~

ここのところよく聴いている小沢健二さんの「天使たちのシーン」
様々なジャンルの音楽が好きで、日頃はクラシックよりもポップスやロックも聴きますが、小学生の頃初めて買ったCDは「オザケン」でした。オザケンの曲は、時代や技術を越えた魅力があるように感じます。
留学中によく聞いていた「ぼくらが旅に出る理由」とともに、挫けそうになるとよく聞く曲、お気に入りの動画リンクを貼ってみます↓

京子
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